理想の体温は?
体温は高すぎるのも低すぎるのもよくなく、個人差はあるものの理想とされる体温は36.5~37.1℃とされています。体の部位によって異なった値を示し、手足や皮膚に近いところは低く、体の中心にいくほど高くなります。
私たちの体には体温を一定に保つ働きがあり、ヒトの体温は正常範囲に調節されています。1日のうちで早朝が最も低く、次第に上がっていき夕方が最も高くなります。そして寝るときに再びさがりますが、概ね1℃以内の変動です。
寒さで体温が奪われてくると体を震わせて筋肉を刺激して熱を作り出して手先、足先などの毛細血管を収縮させることで熱の放出を防ぎます。夏などの暑い時は汗をかいて体温を下げ、毛細血管を拡張して皮膚からの熱の放散を増加させます。
体温は年齢による差があり子供はやや高く、高齢者はやや低めです。子供は熱の放散が上手にいかず発熱しやすい傾向があります。成長とともに体温は少しずつ下がり、10歳くらいになると一定の値になります。
最近は平熱が36℃よりも低い『低体温』の方が増えています。低体温になると血行不良や免疫力が低下したり基礎代謝が低下して太りやすくなったりします。低体温の原因は主に筋肉量の低下と考えられていますが、ストレス、生活習慣の乱れなども影響します。
理想の体温となるために
適度な運動やバランスのとれて食事をしましょう
筋肉は体の熱の6割を作り出しています。筋肉量を増やすためには基本的な生活習慣の見直しが大切です。運動して、たんぱく質を含んだ食品をとりましょう。
生活リズムを整えよう
睡眠リズム等の生活の乱れによって自律神経の機能が上手く働かなくなっている事が考えられます。
体温アップに努めよう
血行を良くする働きのあるビタミンE、体を温める効果のあるニンニクや生姜などの食材を取り入れてみましょう。
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